人狼系ゲームにおいては、ある意味、少数の悪役的存在での勝利が何者にも勝る美酒だったりする。そこで、ここではImpostorになったとき、どのように行動すれば勝利につながるか、そのポイントをここで見ていこう。
心がけたいこと
勝利条件 |
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・Crewmateを殺害し、Impostorグループと同数まで減らす ・妨害工作で宇宙船の破壊工作を行い、成功させる |
目次
1. Crewmateを装う
- タスクを実行しているふりをする
とくにゲーム開始から間もないときは、Crewmateであることを他のプレイヤーに知らしめるアクションを行うことが有効。具体的には、実際のタスクを実行する。が、完了させずに放置する。ただしこの際、うまくできる人であればタスクゲージを見ながら、ゲージが溜まった瞬間にタスクから離れる。あたかも実行したように他のプレイヤーが見える行動だ。これは、とくにゲーム初期段階、みんながタスクの実行を優先しているときに有効。
ただし、いくらこのふりをしても、近くにプレイヤーがいなかったり、永遠と繰り返しては無駄になる。
また、タスクの中には実際に実行したときに視覚効果を与えるものもある。3で後述するそのタスクには、自然にさけるようにする必要がある。
- タスク完了報告で信頼を得る
これもとくに初期段階に有効になる手で、議論になったらまっさきにタスクを実行していたプレイヤーを報告し、身の潔白を主張するという手が有効。
あえて他のプレイヤーの身の潔白を率先して伝えることで、Crewmateに協力している=Crewmateという印象を植え付ける。
この手は、始めの段階で成功すればするほど、その後は有利に運び、Impostor側は誰がどっちか始めにわかるのに対し、Crewmateは当然ながら味方が誰かもわからない。そのため、まず「誰が安全か」探さないといけない。
ここに付け込み、マークされないようにするのだ。
- 視覚効果のあるタスクは避ける
Crewmateの勝ち方のひとつで逆のパターンを説明しているが、タスクの中には実行したときに視覚効果・演出が発生し、見ただけで実際に行ったかどうか判別できるもののがある。
1でふりをするという手法を伝えたが、そのふりをすることがこのタスクでは行えず、逆にふりをしようとすると実際に完了させなかったとして自白したも同然の印象を与えてしまう。
そのため、視覚効果のあるタスクについては、発生時にあえて近づかない、さけて移動するといったことを心がける必要がある。
視覚効果があるタスク
- Clear Asteroids at Weapons 発生ステージ: The Skeld、Polus 部屋: Weapons
完了後、砲火による火のエフェクトが出る - Submit Scan at MedBay 発生ステージ: The Skeld、Mira HQ、Polus 部屋: MedBay(The Skeld、Mira HQ)、Laboratory(Polus)
スキャン実行時、緑色のホログラムがキャラクターを包む - Empty Chute at Storage 発生ステージ: The Skeld 発生ステージ: Storage
O2で始まり、Storageで終わるタスクで、ゴミが排出される - Empty Garbage at Storage 発生ステージ: The Skeld 発生ステージ: Storage
Cafeteriaで始まり、Storageで終わるタスクで、ゴミが排出される - Prime Shields at Shields 発生ステージ: The Skeld 発生ステージ: Shields
船外右下のライトが点灯する。ただし、このタスクは複数プレイヤーが実行できるが、視覚効果は最初にアクティブ化したときの一度となる
2. 的確なkillの実行
- 2人だけのシチュエーションを作る
目の前のプレイヤーがいきなりkill状態表示になったら、まっさきにその近くにいたプレイヤーがImpostorと誰でもわかってしまう。
死人に口はないので、できるだけkillするプレイヤー以外のプレイヤーがいない状況でkill実行をしないといけない。
ただ、もし、Impostorと行動しているのであれば、3人の状態でもkillして問題ないシチュエーションとなる。
- 潔白になったCrewmateを優先してkillする
多くのプレイヤーが、この人はCrewmateだとわかった場合、真っ先にそのプレイヤーをターゲットにする必要がある。
選択肢が狭くなることに加えて、その人の行動の幅や言動の信憑性が格段に上がってしまうためで、Impostorにとっては一番リスクの高い存在になるためだ。
ただし、こうなってしまうと、誰かとペアで動くようになる危険性もあるため、マークしつつ、ひとりになった瞬間を見逃さずkillするといった行動が必要になる。
- あえて集団を狙う
1とは異なり、奇をてらって4人以上(多ければ多いほどよい)いる集団の中の誰かをkillするというのも有効な手。人数が多くなると誰が殺害したかわかりづらくなるためだ。
もちろんこれを実行した場合は、慌てふためいてその後の議論で演じないといけない。
これを行うと「数人のうちの誰か」に的は絞られるものの、ひとりに絞るというのはすぐにはできず、状況においては有効となる。
ただし、もちろん的が絞られる状態になるため、その後マークされたり、そもそもで確率論で闇雲に追放される危険性は上がってしまう。
使い所を見極めることで、プレイヤーたちにカオスな状況を提供することができる。
- Ventをうまく使う
Ventを使った手法は2つ。
ひとつは、kill実行後に遠くに移動し、他のプレイヤーにREPORT・報告させ、その殺害に関わることが難しかったことをアピールする手。
もうひとつが連続kill戦法で、Vent近辺で誰かを待ち、ひとりの状態で現れたならkill。その後SABOTAGEによる妨害工作でプレイヤーが死体を発見しないようにしむけ、Vent近辺に近づく、もしくはカメラを監視するプレイヤーがいた場合にkillするというものだ。
Ventは移動前、移動後見られてしまうと不利にはなるが、逆に決め打ちで素早く実行するとCrewmate側は打つ手がなくなってくる。

- Securityのカメラを注意・利用する
Securityでの監視がされているときはカメラが赤く光る。この特性は絶対に知っておかなければいけないポイント。
たとえば通路移動中に絶好のkillタイミングが訪れたとしても、カメラが赤く光っていては、その犯行を見られていることを意味する。そのため、常にカメラの状態も気にしながら行動しなければいけない。
ただし、逆にこれを利用することもでき、プレイヤーはカメラを監視中は画面が切り替わるため周りの状況が見えなくなる。つまり、監視中のプレイヤーについては、近づいてkillしても誰が行ったか理解することができないのだ。
もちろん、通常の場合でもkillしたプレイヤーから伝わることはないが、可能性として、犯人を知っている状態と、知らない状態では、差が出てくる可能性はやはりある。
カメラの特性とそれを使ったkillを考慮することが大事だ。
- 生存者数とkillする人数を考える
どの段階でどれだけkillするとよいというものはないが、もちろん議論フェーズに入らせることなく、次々にkill実行できるに限ったことはない。議論で追放の機会を与えない限り、敗北することがほぼないためだ。
一方で、とくに終盤、人数が少なくなった場合、たとえ誰かわからない状態であったとしても確率論で負けてしまう場合がある。そのため、あと何人killすれば勝利になるかを常に認識し、とくにあと1人となった場合はREPORT・報告させることなく、何が何でも見つけ出し、killすることが重要になる。
- Impostorと息を合わす
Impostorはいかなる場合も、仲間同士で会話することができない。そのため、難しいポイントではあるが、うまく連携できるに越したことはない。
たとえば常に2人で行動しながらタスクの実行をしているフェイクを行い、すれ違う、もしくは近づいてきた単独行動のプレイヤーをkillするといった手は有効になる上に、仮に議論フェーズになったらそれぞれでタスク実行していた偽装証言を行い、ある程度の信憑性のあるものにすることができる。
また、役割も重要で、たとえば通報されて幽霊になった場合、こうなったらもう幽霊側はSABOTAGEに専念するという手になる。タイミングを見計らって実行し、仲間の手助けを行っていくのだ。
3. 議論に強くなる
- 議論で主導権を得る
議論では質問が矢継ぎ早にくることも多いため、言えないことが言えなくなるシーンも多い。議論フェーズで大事なことは、「限られた時間の中でいかにプレイヤーを信じさせるか」であり、「真実を信じてもらう」ことではない。
そのため、有利に印象操作するためにも、自分から他のプレイヤーに言葉を投げかけ、自然に意図する方向に議論を運ぶ、もしくは疑いの目を向けさせることが重要になる。
- 主導権を握らずあえて指示を仰ぐ
初心者、または主導権を誰かに与えてそれに従うことで、従順な羊を演じる。人は羊と認識した場合、とたんに興味が薄れてしまい、選択肢としてあがらないようになる傾向にある。
また、1の行動においてあまりにも強引だと怪しむ人も出てくる。あえて抑えることでその存在を殺し、害のない存在だとアピールすることも有効な手になる。
4. SABOTAGEをうまく使う
「SABOTAGE」をうまく使いこなせるかどうかは、勝負を大きく左右する要素といっても過言ではない。実際に行える妨害は以下のものとなり、マークこそ多いものの、その種類はそこまで多くない。各効果をしっかり理解して率先して使っていこう。
名称 | 効果・備考 |
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Communications![]() | 通信が回復するまで、Crewmateはマップ上でタスクリストやタスクの場所を確認できなくなる。 また、security cameras(セキュリティカメラ)、vitals monitoring(バイタルモニタ)、admin map(アドミンマップ)、door log(ドアログ)を無効にする。 MIRA HQでは、復元するためには別々の場所で2人の操作が必要となる |
Doors![]() | 多数表示されるが、選択した部屋のドアを10秒間閉じることができる。マップを開き、遠い部屋でも操作が可能で、いくつもの部屋を閉じられる。 ただし、ほかのSABOTAGE妨害工作を実行すると、クールタイムが必要となり一定時間操作ができなくなる。 Polus,では、遮断器の4つのスイッチリセットで再オープンできるが、ほかの妨害と同時に行える |
Lights![]() | 通路の明かりを落とし、視界を狭くすることができる。 Crewmateは接近するまで他プレイヤーを識別できなくなるが、Impostorは影響を受けない |
O2![]() | 酸素を船外に放出する。 カウントダウンが終わるまでに復旧できないと、即時Impostorの勝利となる |
Reactor![]() | 原子炉のメルトダウンが開始される。修復するためには、2人同時にスキャナーに手をかざす必要がある カウントダウンが終わるまでに復旧できないと、即時Impostorの勝利となる |